海水魚飼育のお話

白点病

この病気はもっともポピュラーな病気でもっとも危険な病気と思います。
人間でいう風邪のような....。白点病のおかげで悲しい思いをした方も多いと思います。
私もその例外ではありません。
病気は早期発見、早期治療が肝心、まずは、水槽の環境を見つめなおして下さい。
水槽の設置場所の温度差が激しくないか、すきま風等で冷やされてないか、
その環境でヒーター等の保温機が間に合っているか、
以外と冬の寒い時期に明け方冷えている場合が有ります。
夜リビングで鍋でもかこみ、気温は上がり、水温が上がっている事に気が付かず、
人間は暖房を切り寝てしまい、その後水温は急激に下がるなどと言う事が冬の時期はあるのです。
だれが言ったのでしょう?60Cm水槽で150Wも有れば良いなんて、
環境によっては60Cm水槽で150W2本なんて事が有りますよ。
水流も肝心。
水槽内の水はきちんと全体をまわってるでしょうか。
淀んでいると水槽内でも温度差が出来ます。
暖かい水は上に、冷たい水は下に。
また、濾過された水がすぐに濾過層に流れてしまってないか。
オーバーフロー水槽の場合、循環ポンプのパワーも計算しなければなりません。
配管抵抗、クーラーや殺菌灯による抵抗でパワーは落ちます。
もし、白点病で悩んでいる方が居ましたら環境を見直してみて下さい。

それでもでも病気にかかった場合

水槽に薬品を入れて治療する場合
薬品としてはヒコサン(マラカイトグリーン)
ヒコサンがとりあえず今市販されている薬品では効果的で
魚、無脊椎、ろ過バクテリア等に影響がすくなく治療はできる。
(バクテリア、サンゴ、には少々影響がありますが他の薬品よりぜんぜん少ない)
その他、善玉菌やハーブエキスにより治療出来る商品も出て来ております。
現在の所、即効性があるとは判断出来ませんが、
薬品より安全かとも思います。
また、ミネラル製剤による白点病を直せる製剤も出てきました。
白点キラー。

トリートメントタンクでの治療 一番おすすめ
トリートメントタンク、もしくはバケツで毎日全部水換え!
要は、飼育水に住んでいる病原菌を水換えによって無くしていく、
白点病は宿主が居なくなれば死滅してしまう、
魚から離れ水中にただよっている白点病原虫を捨ててしまえば魚につかなくなる。
一番安全な治療方法だと思います。
水換えに勝るものなし!ですね。
水中でしか退治できない白点病菌を退治するを捨てるに変えただけ。
大変とは思いますが魚に愛情を注ぐと考えればそんな労力なんて何でもないでしょ?皆さん。
出来ればトリートメント水槽で水温を合せ、全換えした方が効果的です。
特に海水魚の白点病には昔から硫酸銅を使っていました。
たしかに効きます。
でも、私はおすすめしません。
また、病原虫を殺すにはある程度の濃度が必要。
こればまた微妙で、最悪魚事態ではダメージを与えてしまう。
最悪の事態では銅により殺してしまう事もあるのです。
なかには10円玉を入れるといいなど言っているかたもいますが私はどうかと思います。
白点病は、水槽の温度差や新規購入の魚が原因の場合が多く
まずはこの辺からの改善を考えてみてください。
私達は、入荷後に淡水浴や薬浴をして、寄生虫やその他の
病原菌を死滅させる努力はしております。
皆さんにこの方法をお勧めはしませんが、購入にあたっては、
細心の注意が必要とだけお伝え致します。












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