海水魚飼育のお話

海水について


海水魚やサンゴは塩水でも飼育が出来るのか。
そうではないですね。
私たちが使用している人工海水は、
水に混ぜる事で海の生物を飼育する事が出来る。
これは海水のミネラルをバランスよく調合してあるからです。
ある人工海水メーカーの話では、
沖縄の海水を外海、リーフの先端、リーフの中と3時間おきに採取し、
一日の海水成分の変化を比較して作り上げたと聞きます。
実際の海でも変化はある様です。
では、バランス良く調合されたミネラルは何時までもバランスが良く保たれるのか。
水槽飼育では、濾過、浄化によるメカニズムや蒸発などでバランスが崩れます。
これも水槽環境で代わり、水槽のシステムで違うのです。

化学的なお話は学者さんやマニアに方に任せてこんな感じとお考えください。
バクテリア
簡単にお話しします。
水槽の中にはバクテリアが存在する。
このバクテリアが腐敗物、有機物を分解する。
腐敗物や有機物はバクテリアの力によりアンモニアにさらに亜硝酸塩に亜硝酸塩から硝酸塩とリン酸塩に。
海水魚の糞尿からもアンモニアは飼育水に溶け出す。
バクテリアは一番毒性の高いアンモニアを比較的毒性の低い硝酸塩に変えてくれる。
でも、硝酸塩も毒性が無い訳ではありません。
ようは、生き物を飼育する上で水槽内では不必要な酸化物が蓄積する。
また、水道水にも含まれ、人が飲むだけでは健康に害のないレベルであるが混入している。
その酸化物は海水のクオリティーを下げるのです。
海水を作るには水道水を使い、人工海水を溶かし、水槽で生体を飼育する。
水道水に含まれる酸化物により人工海水に含まれるミネラルは変化する。
生体を飼育する上でバクテリアの存在が酸化物を生み、人工海水のミネラルバランスは変化する。
バクテリア浄化作用は必要ではあるのだが、
酸化物を増やしてしまう事、海水のクオリティーを下げてしまう事により水換えが必要になる。
バランスの悪くなった海水は海水魚にもサンゴや無脊椎動物には毒性だけでないストレスを与える。
水換えは増えた酸化物を取り除き、減ってしまう微量元素を追加する。
海水魚飼育では必ず必要なのです。

比重について
先にもお話しした通り、
海水はいろいろな微量元素のバランスで生体が飼育できる。
比重、これは水にいろんなものが混ざっている。
その比重を私たちが比重計で計るのだが、
市販されている比重計もばらつきが多い。

3個の比重計は皆違う数値を指している。
浮力による比重計の限界であろう。
さて、なにが言いたいか。
皆さんが使っている比重計。
低めに出るのか高めに出るのかです。
長く使うと狂いも出ます。
正確な数値を見るには現在の所では屈折計しか手軽なものは無い。

一度試される事をお勧めします。
水に混ざり物が多いと比重は高く出ます。
比重が高いからと言って安易に真水を足せば良い訳ではないのです。

海水についてはこちらにも掲載しています。



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