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海水について

浄水器のよくある質問

日本の水道水が悪く、心配である。
そこで使われるのが浄水器。

良くある質問

Q 人間用の浄水器は飼育に使えるのか。

A 使えます。
基本、塩素が検出されてなければ。
また、アルカリイオン水の様な水自体を変えてしまう浄水器でなければ。
人間用の浄水器のほとんどが何ヶ月で交換と表記されている。
どう考えて何ヶ月と決めたのだろうか。
ほとんどの浄水器は塩素テスターなど付いていない。
以前、浄水器メーカーから問い合わせがあった。
そのメーカーの浄水器で熱帯魚の水換えをしたら死んでしまったと、
お客様からクレームがあったようだ。
熱帯魚の水とはどのようなものなのかと。
私が最初にお話しした事が塩素についてと交換目安の話。
驚いていた。
人間は多少のサビやカビ、塩素を飲んでも死にません。
この辺は水道局も浄水器メーカーも同じなようだ。

Q スーパーで売っているRO水を使っても大丈夫か。

A 大丈夫です。
リン酸塩やケイ酸塩などは取り除く事はできないがカルキぬきでの塩素中和するより良いでしょう。

Q 洗車用純水器を使っても大丈夫か。

A 大丈夫です。
自動車などを洗車するための純水器もさまざまな商品があります。
比較的安価な自動車洗車用浄水器を前提にお話しします。
自動車洗車用純水器の場合では高圧洗浄機を前提にしているものもある為、
水槽の水換え量より生産量は少なく設定していいる純水器もあります。
先ず、アクアリウム純水器と自動車洗車用では本体の形状が違うものもあり、
同じ樹脂でも30%程度の処理量が違ってくるものもあるのです。
また樹脂性能も違い10%程度の処理スピードに差があります。
観賞魚用としてTDSを0レベルに作る場合ではROレベルの水量で生産しなければならない事もある。
要は生産スピードは遅くしゆっくりと樹脂に水を当てる。
また、イオン交換樹脂の寿命が短い可能性も多い。
アクアリウム用(当店販売品)に比べイオン交換樹脂自体の性能が低い可能性もあるようです。
当店販売の純水器はケース自体の形状が異なり、
イオン交換樹脂も高性能品を販売しています。
自動車洗車用純水器の方が初期コストは安くなりますが、
生産時間、生産量などやコスト面でもアクアリウム用のものの方が最終的に安価になる。
安価な自動車用純水器の場合ではTDSを計測し0レベルで水量を調整しゆっくりと水を出す事になるかもしれません。
イオン交換樹脂は早めに交換。

さて、ここからが本題。
浄水を考えると、なにをもって浄水なのか。
浄水するという事は基本水道水に含まれる不純物、毒素、酸化物をいかに取り除けるのか。

カルキ抜きマスキング剤
塩素を中和、重金属を中和

活性炭系浄水器
あくまで活性炭により取り除けるもののみ。
塩素、カビ類等

逆浸透膜(RO)
非常に目の細かい素材でできており、
その素材を通過できる水と物質のみ。

イオン交換樹脂(DI)
水の中にある物質を+−のイオンで取り除く。

先の質問でスーパーで売っているRO水を使っても大丈夫か。
塩素とある程度の物質は取り除かれている事を考えれば問題は無く、
水道水をカルキ抜きで中和するより安全であると言えよう。
ただ、通り過ぎてしまう物質は残る。
これがリン酸塩やケイ酸塩なのです。
このリン酸塩やケイ酸塩を取り除くにはイオン交換樹脂を使わない限り難しい。

現在販売されている多くの観賞魚浄水器はこの2パターンだろう。
コットンでカビやサビを取り除き、カーボンで塩素を取り除く。
それ以外の物質は残ってしまう。

コットン、カーボンを使い、
さらに逆浸透膜(RO)を通し、イオン交換樹脂(DI)でリン酸塩やケイ酸塩等を取り除き、
ほぼ純水を作る。

当店で販売している海水は、
カーボン、コットン、UFフィルター、逆浸透膜、イオン交換樹脂を使用。
それにより雑菌や各不純物を取り除き、超純水を作っています。
人工海水は重金属や有機物を極限まで取り除いているヴィーソルトを使用。

海水魚や無脊椎動物を飼育するうえで、
人工海水を溶かす水は重要と言えるでしょう。
水道水にはいろんな不純物が混入している。
これが人工海水のクオリティーを壊してしまう懸念もある。
さらに、処理されていない水道水の場合ではリン酸塩やケイ酸塩等を混入させる事でコケの栄養を添加していると言っても良い。
蒸発水は水だけが蒸発し、栄養塩などの不純物の密度は高くなる。
それはコケの肥料となり、海水自体のクオリティーを下げてしまうのです。
蓄積する不純物と微量元素等クオリティーが下がった海水を薄める、入れ替える作業が必要となります。
普段いかに不純物を酸化物、栄養塩を混入させないか、取り出せるか。
これにより水槽のクオリティーを高めるのです。
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